長時間のスマホ操作による眼精疲労のリスクと軽減する方法

現代社会においてスマホの存在は絶大ですよね。

音楽を聴いたり動画を観たり、ゲームや調べものだって簡単にできますし、商品を購入したりあらゆるサービスを利用することが可能となっています。

しかし、その絶大な影響力によって、依存気味になってしまっている人も急増しているという現実的な問題として浮かび上がってきています。

重い眼精疲労に悩む人たちは増え、深刻な問題を引き起こしているのです。

この記事では、そんな「長時間のスマホ操作による眼精疲労のリスクと軽減する方法」について解説していきたいと思います。

 

現代人はスマホに依存しすぎ

MMD(モバイルマーケティングデータ)研究所が調査した「2021年スマホ依存と歩きスマホに関する定点調査」によると、以下のような現状が把握できます。

・スマホ依存を強く自覚している人の割合は17.6%

・「やや依存している人」を合わせると72.3%

・ちょっとした時間にスマホをいじる人は60%

・寝るときにスマホを枕元に置く人は56%

・歩きスマホで人にぶつかったり怪我をした経験がある人は11%

・歩きスマホを規制する法律があった方がいいと思っている人は58.6%

このデータを見れば、いかに現代人がスマホに依存しているかが分かるでしょう。

また、1日にスマホを操作する時間に関しても、「2時間以上3時間未満」が19.7%、「3時間以上4時間未満」が16.1%となっています。

「4時間以上操作している人」も34.6%にも及ぶことからも、その異常さが分かります。

 

依存時間が長いがゆえに眼精疲労などの健康被害も大きくなってしまう

前述したデータを見ればわかる通り、これだけ長時間スマホを操作しているわけですから、スマホ画面から発せられるブルーライトの影響を大きく受けてしまいますし、前傾姿勢になりストレートネックや猫背による首や肩の負担がかなり大きくなってしまうはずです。

事実として、眼精疲労を感じている人は非常に多く存在しているのです。

 

眼精疲労の症状

スマホの長時間操作によって眼精疲労が溜まると、以下のような症状が現れます。

・視力の低下

・眼痛(目の奥が痛む)

・まぶたの痙攣

・目の充血

・頭痛や吐き気

・めまい

・首や肩のコリ

・目の乾き

・目がかすむ

これらの症状を自覚している人は、もしかしたら眼精疲労が原因になっている可能性があると言えます。

「それほどスマホを操作していない」と自覚していても、通勤通学や仕事、家事などの合間に必ず見てしまい、実際にはトータル時間がかなり長くなっているという人も多いはずです。

また、ここで挙げたようなデジタルによる眼精疲労から成る症状は、「VDT(Visual Display Terminal)症候群」と呼ばれています。

重症化すると背中の痛みや手のしびれなども引き起こしてしまうので、早めの対策が必要となります。

 

 

スマホによる眼精疲労を軽減させる方法

スマホを長時間操作することが眼精疲労などの症状を引き起こす原因となることは理解している人は多いはずですが、実際に時間を短くできる人は少数であると考えられます。

そこで、様々な工夫により眼精疲労を軽減する必要性があると言えます。

考えられる方法は以下の通りです。

・目薬で眼精疲労を軽減

眼精疲労に効果が期待できる目薬としては、「ビタミンB群が配合されている商品」がおすすめです。

もちろん、食事によってビタミンB群を摂取するのも良い方法ですが、目薬で直接ビタミンB群を摂り入れる方法も効果が期待できます。

目薬には他にも、ピント調節機能を改善してくれたり、血行を促進してくれる成分が入っているものもあるので、ぜひ取り入れたい習慣だと言えるでしょう。

 

・スマホのディスプレイを暗くする

液晶画面が明るいと、それだけブルーライトが強くなってしまい、目への負担が大きくなってしまうので、数段階暗くするようにしましょう。

最近では、ブルーライトをカットするアプリもあったりします。

 

・ブルーライトカットのフィルムをスマホ画面に貼る

スマホ画面に直接ブルーライトカットのフィルムを貼るのもおすすめの方法です。

最初だけ貼る手間がいりますが、それ以降は特に何もする必要がありません。

 

・ホットアイマスクや温めたタオルで目をケアする

長時間スマホを操作していると自覚している時は、10分程度でも休憩してホットアイマスクやレンジで軽く温めた濡れタオルを目に乗せてケアする方法もおすすめです。

実際にやってみると分かりますが、たった10分程度でも目がスッキリとするはずです。

 

まとめ

今回は、「長時間のスマホ操作による眼精疲労のリスクと軽減する方法」について解説してきました。

スマホの操作時間は、「2時間以上3時間未満」が19.7%、「3時間以上4時間未満」が16.1%、「4時間以上」が34.6%となっており、驚くほど多くの人がスマホ依存状態となっています。

必然的に眼精疲労で悩む人も増え、視力の低下はもちろん、頭痛や吐き気、目の乾きなどを引き起こしてしまうのです。

自分がいかにスマホに依存しているかをしっかりと自覚して、ここで挙げた眼精疲労を軽減させる方法を実践するようにしましょう。